毎週楽しみにしていたアニメ、『獣の奏者エリン』が終わってしまいました。
地を這う闘蛇の不気味さ、空を舞う王獣の美しさ。ほの暗い政治の世界。いつの間にか死に別れた母の姿に近づくエリンの成長。寡黙で格好良いイアルとのアレコレ。自然の表現。などなど、どれをとっても楽しくて仕方ありませんでした。
と、言うわけで。
結末も見たことだし、原作の文庫『
獣の奏者〈1〉闘蛇編 』『
獣の奏者〈2〉王獣編』を購入しました。
驚くべき文章の淡白さ。
大人向けの絵本を読んでいるようでした。
多分、主人公のエリンが心情を独白することがほとんど無いからだと思うのですが、どうなんでしょう。
その分、読みやすくて良かったです。
エリンに感情移入でき無いのですが、エリンの物語を見ている感覚で読みました。なんだろう、いつも読む小説と何かが違う印象。
アニメにない部分を補完して、逆にアニメで小説にない部分を上手く補完してくれました。特に、聞きなれない独特の単語を、漢字レベルで見ることができたのが良かったです。
あと、ラストは小説の終わり方の方が好きでした。
突然、ふっと終わってしまった~、みたいな。
勿論!
アニメも良かったですよ。それはもう、はい。続きの3・4巻も早く文庫になれば良いのになー。
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